以前の記事でも少しふれました「テングの生活図鑑」という絵本を
図書館で借りて参りました。図書館に行くのも随分久々で、
挙動不審前回であったことでしょう。いいおっさんが絵本コーナーをウロウロ。
でも、貸してくれました。よかったよかった。
さてその内容が非常におもしろかったので、追記したいと思います。
図鑑ということもあり、お話というよりは生態観察を絵と文章で伝える
というものでした。あくまでテングが存在してる体です。
いい感じの絵でそれだけで楽しい。
前提として、カラス天狗は世界中にいる『鳥人(ちょうじん)』の類いの物で
妖怪的なものとしていると。そして、大天狗(鼻高天狗)は、もともと人だというんです! しかも男子! 図鑑によりますと、近くの村の子供をさらって来て
なんだかんだ調合したものを全身に塗って真っ赤なボディーにし、さらに鼻を
立派に伸びるようにしてしまうと!
(表現が曖昧すぎてどうやって鼻をのばすのかは不明!)
異形のものにして、人間界に帰れないようにするんだそうです。怖い!
怖すぎる! そして教育し、立派な天狗様に仕立てると。
立派に成長して大天狗はカラス天狗達の代表として、外交などもするんだそうです。
もうなんかすごい。ちょっと怖いし、切ない。色々考えさせられます。
衝撃の事実を抱えたまま、また違う絵本や本も読みたいと思います。
2 comments
てんぐスカイウォーカー says:
11月 22, 2010
てんぐの鼻が高い事の意味がただの差別化だったなんてっ!!!
そんなの嫌だっ!!!
鼻が高い事にはもっと深い意味合いがあるはずだっ!!!
認めない、認めませんよーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!
ren says:
11月 22, 2010
てんぐスカイウォーカーさま
これ、ほんとなんですよ! w
いやまあ、解釈は色々ですからね、作者の方は
こういう方向だったということでしょう。
全体的に仏教的な雰囲気があって、これはこれで
なるほどなあとおもったりもしました。
天狗、元人間説。これはまだまだ論議を呼ぶかもですね。